2016/04/09

ユルリク的 台湾散歩 〜3日目・台北編〜


台中、3日目の朝。

ユルリク(オ)の体調も、完全・復活!
あっという間に、台湾の旅も最終日です。




<Red Dot Hotel・部屋からの眺め>
上から眺めると、意外と静かな街並です。





<Red Dot Hotel・朝食>
朝食は、ホテルの地下にあるカフェでいただきました。

メインの品を4種類のメニューから選び、サラダやフルーツなどは、バイキング形式になります。
魅力的なメニューに、朝から大満足!
(ちなみに写真のパイの中身は、甘〜い小豆でした!とても美味しかったです。)


朝食後、名残惜しさを感じながら、Red Dot Hotelをチェックアウトしました。
そして、台北に戻るために台湾高速鉄道・台中駅へ向かいました。






<台湾高速鉄道・台中駅ホーム>
高鉄・台北駅は、まるで空港のように広々としています。
駅舎に限らず、台湾の新しい建造物は、どれも本当にスケールが大きい!
(気持ちのスケール感が大きいのかもしれません。。。)






日本では、めっきり見かけなくなってしまった公衆電話。赤くてカワイイ。






<台湾高速鉄道・オリジナルグッズ自動販売機>
駅構内で、高鉄オリジナルグッズの自動販売機を発見!

いざ購入!と思いきや、この自動販売機、お札投入口が故障中ーーっ!ありえない!!
小銭でしか買えないという危機的状況に、老師奥様まで巻き込んで大騒ぎ!(スミマセンっ!)
獲物を目の前にして、みすみす帰るわけにはいきませんっ!

列車の時刻を気にしつつ、お札を握りしめウロウロすること数分。。。
なかなか両替機が見つからず、結局セブンイレブンで買い物をして小銭をつくることに。







<台湾高速鉄道・オリジナルグッズなど>
自動販売機で購入したグッズ。(右側/上・下)
もっと欲しかったのですが、、、小銭不足のため断念。

・台湾高速鉄道の全駅イラストコースター/11駅セット
・台中駅イラスト缶バッジ付きポストカード
・時刻表各種と、新幹線切符





<台湾高速鉄道の全駅イラストコースター>
コースターセットは、それぞれの駅舎と街のシンボルが切り絵のようにデザインされています。



新幹線車内で購入したグッズを眺めていたら、あっという間に台北駅に到着です。
(もっともっと乗っていたい!)








<台北駅・地下通路>
台北駅の地下通路に並ぶ公衆電話コーナー。こちらは、ブルーが基調となったデザイン。
ステンレス仕上げの電話機とブルーの受話器の組み合わせが、とっても好み!








<臺鐵夢工場>
台湾鐵路・直営の鉄道グッズショップ「臺鐵夢工場」へ。
オリジナルの鉄道グッズだけでなく、店頭で駅弁の販売もしています。





<臺鐵夢工場・お土産>
臺鐵夢工場でも、気になったものをイロイロ購入。

・台鐵車両のポストカードセット
・台鐵切符をモチーフにした、ポストカード
・ポップなデザインのノート

しかし、、、台湾は、本当に鉄道グッズが充実しています。
専門店、多すぎっ!(嬉しい悲鳴です〜)


その後、MRT(台湾地下鉄)で台北市内へ移動です。








<MRTの単程票>
MRTの単程票(片道切符)は、プラスチック製のトークンです。
紙の切符とは、また違う味わいがあって、いいですね。







<地下鉄車内>
車内の案内表示器。分かりそうで、分からない、、、繁体字の嵐です!






<台北市内>
どこへ行ってもバイクの多さに驚かされます。
信号待ちでは、バイクが見る見る溢れてきて、レースのスタート地点さながらの光景です!






<台北市内>
歩道用信号の青マークは、人のアイコンが動きます。
カウント式より、こちらの表示の方がユーモアがあって好みです。

そして、信号機に負けず劣らず魅力的な自転車用の道路表示。
かなりの簡略化です。ヘルメットが、かわいい!


台北市内をブラブラお散歩しながら、お昼は小龍包の名店へ案内していただきました。







<蘇杭 點心店>
開店前から、お客さんがやって来るほどの人気ぶり。
「掃除したばかりで滑るから、足下気をつけてよ〜!(ユルリク想像訳)」という感じの声をかけられつつ入店。





<手作り小龍包>
できたての小龍包、熱々で美味しいいっ! 皮も、もっちもちです!
小龍包以外にも、台湾の野菜「A菜」の炒め物や、卵ふわっふわの炒飯など、どれも超絶おいしいっ!


美味しい小龍包を満喫した後は、
気になっていたショップのひとつ、書道用品店へ向かいます。







<国立臺灣師範大学>

歴史を感じさせる重厚な門構えの国立臺灣師範大学。






<蕙風堂>
その台湾師範大学正門前にある「蕙風堂」。

ここは、書道や水墨画などに使用される中国の宣紙や筆などを扱う書道用品専門店です。
いろいろな種類の紙に出会えそうな期待と予感を胸に店内へ。
書を扱うお店独特の静寂さと緊張感にドキドキしつつ、気になるものばかりでパニック状態!






<蕙風堂・お土産>

漢字の練習用紙。
ユルリクも、この紙で書の練習に励みたい!






<蕙風堂・お土産>

文字を書き写して練習する子供用の便箋(寫字簿)などを購入。






<蕙風堂・お土産/中国宣紙信箋>
中国で作られている宣紙の便箋は、とても繊細な薄い紙でした!
(透かしてみると、紙漉きの時の簀の子模様がはっきり分かります。)
この便箋に達筆な筆文字で手紙が書けたらなぁ、、、などと妄想がふくらみます。








<Firewood Cafe>

散策中に立ち寄ったカフェ。とても美味しい珈琲でした!
静かに勉強する学生さんが多いせいか、地元密着感があり、なかなか居心地の良いカフェでした。
(ユルリクも是非ここで勉強したい!)








<鐵道部>

MRT北門駅の改札から地上に出ると、何やら巨大な建物が。。。
その建物の前にポツンと佇む、ショーケースのようなものを発見!





<鐵道部・ショーケース>
鐵道部と書かれた看板と、ブロックで作った建物の模型。

鐵道部??? 思わず「入部しますっ!」と手を挙げてしまいそうでしたが、
台湾総督府鉄道部(現在の台湾鉄道管理局)のことでした。。。
この場所には、かつての鐵道部の赤レンガの建物があったようです。
現在は修復作業中のようで、完成が待ち遠しい限り!







<忠孝西路>

この通り、かつて「中華商場」があった場所だそうです。(現在は、ごく普通の通りです。)

台湾旅行の前に「台湾の現代文学を読んでみたいのですが。。。」と老師に尋ねたところ、
紹介してもらったのが『歩道橋の魔術師』(呉明益)という連作短編集でした。
(どこか懐かしくて、そっと大切にしまっておきたくなるような一冊です。)

その本の舞台となっていたのが「中華商場」。

「中華商場」とは、商業ビルと住居が一緒になった伝説的な建物で、映画などの舞台にもなっているそうです。
今はもう、その面影はありませんが、今回の旅行中いろいろな場面で、小説の登場人物に出会えた気がしました。







<旅行前に読んだ台湾本>

左:『歩道橋の魔術師』(呉明益)  右:『美麗島紀行』(乃南アサ)

旅行の2週間前に、本屋で出会った、乃南アサさんの『美麗島紀行』。

台湾旅行が決まるまで、日本と台湾の歴史について、ほとんど何も知りませんでした。
ただ「なぜ親日と言われているんだろう?」というモヤモヤっとした気持ちが、ずっとあり。。。
そんな気持ちに寄り添ってくれる、台湾愛にあふれる紀行文でした。







<台北府城北門>

この門(北門)は、かつてあった台北城の5つの門のうちのひとつだそう。

重厚な門をくぐった先には、
台北のお目当てのひとつ「台北郵局」がユルリクを待っています!!(待ってない?)







<台北郵局・外観>

と、いうことで「台北郵局」へやって来ました!
思わず唸ってしまうような、貫禄のある建物です。はやる気持ちを押さえながら、建物の中へ。





<台北郵局・局内>

どことなく、丸の内の中央郵便局と雰囲気が似ています。
早速、カウンターで老師奥様にサポートしていただきながら、手紙を出してみました!





<エアメール from 台湾>

帰国して4日後、無事、我が家のポストへ台湾からのエアメールが届きましたっ!
ガイドブックに書かれていたとおり、台湾の郵便局は優秀な仕事ぶりです。






<台北郵局の窓から>

郵便局の敷地内にスタンバイしている、グリーンの配達車。
赤い日本の配達車を見慣れているせいか、とても新鮮。グリーンもいいなぁ。





<台北郵局・2F展示フロア>

2階のフロアに展示されていた、歴代の台湾ポスト。
こちらでは、郵便=グリーンなんですね!(なぜ犬がいるのか気になりますが。。。)






<台北郵局・お土産>

台湾の記念切手を購入。

切手を購入する際に、窓口の人に欲しい切手が全く通じず困っていたところ、
切手マニアとおぼしき同じく旅行者のお兄さんが、こちらのやりとりを見かねてフォローしてくれましたっ!!

国は違っても、趣味が同じ人は通じあうものがあるのかもー!と、大感激。
日本の切手売り場で困っている旅行者を見かけたら、今度はユルリクが全力でサポートいたしますっ!







<台北郵局・スタンプあれコレ>

郵便局にも、たくさんのスタンプが設置されていました。(ややファンシー路線。)
大・大満足の台北郵局でした!


続いて、台北駅に向かいます。







<バスターミナル>

途中、立ち寄ったバスターミナル。扇状の待合所。






<光南大批發>

老師に案内していただき、台北駅近くにある生活雑貨の大型店「光南大批發」へ。
若干、アキバ・テイストなビルの看板。2階の文具フロアへ一直線!







<光南大批發・お土産>

ここでは、封筒と学生用の学習帳を購入。






<国語作業簿/中・高学年向け>
中・高学年向けの学習ノート。

ノートの裏は、日本同様、時間割表になっています。
よく見ると、週休1日で授業は8時間まであるようです。勉強熱心!





<国語作業簿/低学年向け>
低学年向けの学習ノート。

ノート中面の下には、4段階の採点マークのようなアイコンが!かわいい!!
(日本でいう、”よくできました”ハンコのような感じですね。)
 真棒(あっぱれ)
 不錯(かなり良い)
 尚可(まずまず)
 加油!(頑張れ)、、、みたいです。



諸々のお買い物を終え、空港へ。。。

しかし、空港で荷物を預けてから最後にもう一軒! 行ってみたかった書店に案内して頂きました。








<漢聲巷門市>

出版社が経営する書店「漢聲巷門市」。ひょうたん型の入口がかわいい。
店内は、台湾の民俗学、伝統工芸などを中心とした本や紙製品などで溢れていました。






<漢聲巷門市・お土産>

台湾の伝統的な切り絵の本やノートなど、いろいろ購入。
欲しい本が多すぎて、どれにするかを決めるのが大変でした!










<台北松山空港・帰国>

そして小雨の降る中、無事3日間の旅を終え、再訪を決意しながら台湾を後にしました。。。


今回の初・台湾旅行は、奥谷老師ご夫婦にナビゲートしていただいたおかげで、
とても濃密で貴重で、なによりも贅沢!な台湾散歩になりました!大感謝!!

完全に、台湾の魅力にハマってしまったユルリクです。
次は、いつ行こう。。。いや、もう決まってしまいましたっ!

続きは、また!