2016/03/29

ユルリク的 台湾散歩 〜1日目・台南編〜


「ユルリクさん、台湾、合うと思いますよ。」


1年半ほど前に言われた”この一言”から、ユルリクの台湾への道がはじまりました。

台湾への扉を、ドーーーンと開けてくださったのは、
『散歩の達人』などで活躍中の散歩ライター・奥谷さんです!

その奥谷さん(以下「老師」と呼ばせて頂きますっ!)による、
台湾さんぽの魅力がぎっしり詰まった著書は、ユルリクの台湾行きを決定的にした本です!
ちなみに、老師(ラオシー)とは中国語で先生・師匠の意味です。

しかも!!!
初めての台湾旅行を、なんと!老師ご夫婦とご一緒させていただけることになったのですーーーっ!
パスポートも切れて久しいユルリクなのに。。。なんという幸運!
心強いのはもちろん、「気になる場所があったら言って下さい。」なんて甘い言葉まで頂いちゃって、、、
調子に乗ってワガママ・リクエストをしまくってしまいました。(ホントにスミマセン。)





そして、いよいよ出発の日がやって来ました。


<羽田国際空港ロビー>

羽田から朝イチの便で、台北へ向かいます。





<機内にて>

久しぶりの機内食です。

あっという間のフライトで(約4時間)、台北松山空港に到着。
タクシーに乗って、台北駅へ向かいます。






<台北駅>

台北の中央駅にふさわしい、堂々とした駅構内!
広々とした吹き抜けの空間に、大陸からの風を感じます。





<素食(スゥシィ)カフェ>

まず最初に案内されたのは、駅構内にあるオススメの素食(スゥシィ)カフェ「遠香生活厨房」。

素食とは、精進・ベジタリアン料理のことで、台湾ではとても浸透しているそうです。
これが野菜好きのユルリクにはたまらないほどの美味しさで、
台湾滞在1時間にして、すっかり胃袋をつかまれてしまいました。
スゥシィ万歳!!



その後、台湾の新幹線に乗って最初の目的地「台南」へ。

今回の旅の、ユルリク最大の目的「台湾の鉄道を満喫したい!」の始まりです!



<台湾高速鉄道(高鉄)切符売り場>

台湾高速鉄道(台湾新幹線)は、今回もっとも楽しみにしていた列車です!
高鉄のマークは、斜め横からのカットがモチーフになっています。
(かわいさを残しつつ、疾走感もあって、かなり好み。)




<台湾新幹線・座席シート>

なんだか見慣れた座席の案内板。

それもそのはず、台湾版新幹線は日本と共同開発された新幹線だそうです。(ベースは700系だそう!)
実家に帰ったような、妙〜な安心感!?があります。
ちなみに背もたれのポケットにあるのは「T Life 」という車内サービス誌。
(台湾のトランヴェール?旅の情報が満載です! 読めないけど。。。)





<台湾新幹線>

台南駅に到着。念願の台湾新幹線の「顔」を激写!
実は、700系はあまり好みの車両ではなかったのですが、、、
この新幹線は、かなりユルリク好み♡です。(カラーリングがキュート!)





<台湾高速鉄道・台南駅>

近代的な建築の台南駅。
人気がなくガランとした感じのなか、数匹の大型犬がのんびり昼寝をしていました。。。





<台湾鉄路・沙崙駅>

新幹線の「台南駅」に隣接する在来線、台湾鉄路の「沙崙駅」。
ここから、台南市街地にある台湾鉄道の「台南駅」へ向かいます。
(横浜と新横浜のような関係です。)




<台湾鉄路・自動券売機>

老師ご指南のもと、ドキドキの切符・初購入!





<台南沙崙支線・車両>

風景によく映える、鮮やかなブルーの車両。





<沙崙駅ホーム>

車両のブルーと椅子のブルーのコーディネートがぴったりです!






<方向幕>

ま、まさかの手描き!?
急いでいたのでしょうか、ガタガタしているのですが。。。





<車内>

落ち着いた車内の内装。
ダークグリーンの合成皮革シートに、角丸の窓がかわいい。
古いけれど清潔感があって、大切に使われているのが伝わってきます。

時間帯のせいか、かなり空いている状態で台南駅へ向かいます。





<台湾鉄路・台南駅ホーム>

台湾鉄路の台南駅に到着。
ホームで真っ先に目についた駅名票は、何と赤青カラーです!(しかも、青が多めの7・3バージョン!?)
「第1月台」の字詰めと文字の具合が何とも言えません。。。
これだけで、この駅が大好きになってしまいました。





<台南駅舎・外観>

南国の雰囲気漂う、白亜の台南駅舎。




<台南駅舎・正面入口>

駅の正面入口。なんだか物語が始まりそうな空間です。


そして、
タクシーに乗って、本日の宿へ。





<民宿・謝宅>

台南で宿泊したのは、古民家をモダンにリノベーションした民宿(ミンスゥ)の「謝宅」。
台湾旅行のもう一つの目的は、憧れの「民宿」に宿泊することでした!

現地の暮らしの息吹を感じることができる民宿は、まさに「故きを温ねて新しきを知る」。
とてもユルリク好みの宿泊スタイルです。いいなぁ。




<謝宅・吹き抜けにあるカエデの木>

謝宅の中に入ると、吹き抜け空間に台湾カエデの木が!
家が先か?カエデが先か?
完全に家の一部になっている様子に、自然と気分が落ち着きます。




<謝宅・内装>


古いモノを大切にしながら、宿泊者への細かな気配りが随所に感じられます。
どこか懐かしいような、、、不思議な空間です。


荷物を置いて、早速、台南の街へ繰り出します!





<台南の街並み>

どことなく、のんびりした空気を感じる街並み。




<街の郵便ポスト>

バイカラーに塗り分けられたポスト。
グリーンは普通郵便、赤は速達郵便のようです。クリスマス・カラーですね。





<裕成水果>

台南で、フルーツが美味しいスイーツショップ「裕成水果」。
店頭の新鮮な果物に目がクラクラです。




<フルーツミックスかき氷&フレッシュトマト>

ジャーーーン!
スーパーサイズのフルーツミックスかき氷を4人でシェア。ボリューム満点です。
もちろん、新鮮で美味しいっ!!!




<フレッシュトマトのスイーツ?>

老師、オススメの一品。
新鮮なトマトを、しょうが入りの砂糖醤油につけて食べます。
むむむ、これはもうトマトじゃないっ?オドロキの美味しさです!!


そして、ガイドブックでおなじみの「林百貨」へ向かいます。




<林百貨>


モダンに蘇った大人気の百貨店「林百貨」は、たくさんのお客さんで賑わっていました。
いろいろ悩んだ末に、切り絵のコースターを購入。





<林百貨・エレベーターのインジケーター>

実際に使われていたエレベーターのインジケーター(階数表示)と、その記念スタンプ。
なんだか分度器みたいです。
林百貨には、たくさんの記念スタンプがあってビックリです。この国のスタンプへの熱い想いを感じます。


林百貨を堪能した後は、次なるオススメスポットへ向かいます。






<台南のレトロな喫茶店・秘氏咖啡>

続いて訪れたのは、市場の入っている古い建物の、狭い階段を上ったところにある隠れ家的なカフェ「秘氏咖啡」。

老師、こ、こんな階段上って、大丈夫なんですかっ!?
と、内心かなりドキドキしていたところ、突如、素敵なカフェが出現!
まるでウォン・カーウァイの映画に出てきそうな雰囲気です。(ちなみに、オーナーは香港ご出身だそう。)
台南、奥が深すぎです。




<秘氏咖啡・廊下>

この建物には、実際に暮らしている人もたくさんいるそうです。



<秘氏咖啡・店内>


ダウンライトの店内も、雰囲気抜群。
こだわりの珈琲も、とっても美味しかった!
ここで、まったりと本を読みながら過ごすのもいいなぁ、、、
などと妄想しつつ店を後にしました。(ああ、台南人になりたい、、、)


その後、近くにある生地屋街へ。





<台湾の生地>

どうしても欲しかった、台湾の伝統的な花柄のプリント生地(客家花布)を購入。
たくさんの色の中から悩んだ末に、ピンクとブルーをセレクト。


そして、お楽しみの夕食の時間に。





<福楼>

台南料理が堪能できる「福楼」さん。
とにかく美味しい!!!
どのお料理も本当に美味しくて、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。。。



<福楼・お土産>

このお店、老師の著書で紹介されていることもあって、日本人のお客さんが増えている模様!
お店の方が、老師を発見するやいなや、サインを求める一幕も!
ユルリクもお供の大特典として、お土産に福楼さんのスタッフTシャツを頂いてしまいました!謝謝!!






<台湾足つぼマッサージ街>

満腹になったあとは、足つぼマッサージのお店へ。
実は、ユルリク、初めての体験で、かなりドキドキでしたが、、、
一日の疲れが吹っ飛ぶほどの気持ち良さに、足つぼマッサージに開眼デス!
足つぼ、万歳〜!!




<夜の街さんぽ>

夜の神農街をのんびりおさんぽです。
遅い時間にもかかわらず、どこも賑わっていてびっくりです。




<杏仁茶>
お散歩途中に、露店でテイクアウトした「杏仁茶」。
ほんのり甘く、やさしい味わいがクセになりそう。




<謝宅・就寝>

はじめての蚊帳の中で、濃密な1日を振り返る、、、つもりが即・爆睡!






<台南駅・スタンプあれコレ>

台南駅にあった、たくさんのスタンプ。
台湾は、スタンプ天国です!





ユルリク的 台湾散歩 2日目・台中編に続く。。。










2016/03/18

「ジョルジョ・モランディ」東京ステーションギャラリー


東京ステーションギャラリーにて開催中の「ジョルジョ・モランディ」を観に行ってきました。

モランディは、ユルリク(オ)が最も敬愛する作家です。
今回で、3度目の展覧会になりますが、
こんなに何度も観ることができるとは思ってもみませんでした。
どこかしら日本人の波長と合うのでしょうか。。。



ちょっと思い出話を、、、


モランディに出会ったのは、高校生の頃。

美大受験の予備校に通う日々、思うようにいかない毎日にクサクサしていたところ
予備校の恩師に勧められたのが「モランディ」でした。

初めてモランディの絵(画集ですが)を見たとき
目が覚めたというか、憑きものが落ちたというか、、、
なんとも形容しがたい「強い衝撃」に襲われたことを覚えています。
(その後、影響を受けすぎるから〜と、画集は強制返却させられてしまいました!!)

今回、展示されている数々の作品を観ているうちに、
当時の記憶が鮮明に蘇ってきてしまい、作品よりもハズカシイ過去の思い出が気になりだして、
作品に集中できなくなってしまいました。。。








と、いうことで、
まだまだ会期もあるので、もう一度観に行かねばと思っています。

その前に、
ステーションギャラリーのミュージアムショップで購入した本
「ジョルジョ・モランディの手紙」をじっくり読み込んで、
若かりし頃のハズカシイ思い出を忘れ去りたいと思います!