2014/12/21

師走の「ブレードランナー」@PKD酒場

先日、神田にある早川書房さんの喫茶店「カフェ・クリスティ」の
期間限定イベント「PKD酒場」に行ってきました。

このイベントは、ユルリクの大好きなSF映画「ブレードランナー」原作本の著者
フィリップ・K・ディック(略してPKD!)をテーマにしたイベントです。




エントランスでは「PKD酒場」の看板がお出迎え。





店内の壁面には、早川書房をはじめ、海外のPKD作品の歴代表紙がずらりと展示されています。




「ブレードランナー」の原作、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」海外版の装丁。
時代を感じさせるデザインです。かっこいい!






ドリンクやフードメニュー(写真右)もPKD作品にちなんだ内容になっていました。

人間とレプリカントを見分ける「フォークト=カンプフ・ペーパーテスト(写真左)」も楽しめます。
(タイレル社製とのこと。こだわってます!)
ユルリクも早速チャレンジするも、結果は、なんと「判別不能」。。。
なんとなく「レプリカント」に判別されてみたかったユルリクとしては、
中途半端な結果?になってしまい、映画に則した回答をしなかったことが悔やまれます。。。








ドリンクには、PKD酒場・特製コースターが!
ちなみに、右のドリンク名は「ノンアルにしてくれ、と警官は言った」です。(もちろんノンアル!)



特別フードメニューは、映画「ブレードランナー」にちなんだものもばかり。
「PKD風焼うどん」を頼むと、店員さんの「二つで十分ですよ。」と言う台詞とともに2つの皿で出て来ます。
(もちろん、映画のように「2+2で4つだ。」と言って「2つで十分ですよ。」と店員さんに言ってもらう。。。という掛け合いも楽しめるようです。)





そして、限定メニューの中に「デッカ丼」という不思議なものが。
お店の方に尋ねたところ、ブレードランナーには、劇場公開版やディレクターズ・カット版、ファイナル・カット版など複数のバージョンが存在しており、その中のワークプリント版と呼ばれるバージョンのみに登場しているメニューを再現したものだそうです。

ちょうどその話を伺っていた時に、店内の大型ディスプレイで、まさにその瞬間が映し出され「お、おぉぉーーーこれ?!」という感じで、早速注文してみることに!






「デッカ丼」登場!!!

得体の知れない雰囲気?が漂っています。不安がやや増幅するようなヴィジュアルでしたが。。。
あれ?お、美味しいっ!あっという間に完食してしまいました!
(ちなみに黒い物の正体は、海老と白身魚をイカスミの衣で揚げたものでした。)
PKD恐るべし。なかなか楽しませてくれます。







映画の中で、ガフが折っていた折り紙「ユニコーン」と「チキン」の折り方説明書も頂きました。かなりハードルが高そうな折り方です。
お正月に、ぜひチャレンジしてみたいと思います!

その他にも、映画の冒頭部分で登場した「強力わかもと(胃腸薬)」のサンプルを
お土産として頂きました!
本当にサービスいっぱいで、想像以上に楽しい時間を過ごすことができました。
ブレードランナーのファンが「こっそり楽しむ」にはうってつけです!
来年も書籍などに合わせて、いろいろな企画を予定しているそうなので、今後も目が離せません!

そして。。。
もちろん帰宅後は「ブレードランナー(ファイナル・カット版)」を鑑賞し、PKDの余韻をたっぷりと楽しみました!