2014/08/28

「泥象 鈴木治の世界」東京ステーションギャラリー

泥象 鈴木治の世界」を観に行ってきました!

駅貼りポスターを見て以来とても気になっていたのですが、気がつけば会期終了目前。。。
大慌てで東京駅・丸の内駅舎内の東京ステーションギャラリーへ。

会場では、陶芸家・鈴木治さんの様々な作品が、ギャラリーの煉瓦造り空間に溶け込むように展示されていました。「泥象」という言葉が示す通り、どの作品も詩的で、心に染み入る独特の世界を感じました。(ユルリクの大好きなスペインの彫刻家・チリーダを思い起こさせるような世界観でした。)




動物の作品や、雲の作品など、
どれもが印象的で、深く心に残りました。。。
実物を観ることができて、本当に良かったです!

東京ステーションギャラリーでの展示は31日までですが、
山口県立萩美術館に巡回するそうなので、まだまだ鑑賞する機会はありそうです!










実は、新しくなった東京ステーションギャラリーに来たのは、今回が初めて。。。
作品鑑賞とともに、旧東京駅舎の見学も欠かせません!

重要文化財でもある旧東京駅丸の内駅舎・創建時の煉瓦壁。
漆喰の跡が、白く残っています。




八角形の廻り階段の上にある、旧ギャラリーで使われていたシャンデリア。




ギャラリー2階廊下から見下ろす丸の内北口改札。
一瞬、海外へ来たような気分になります。




ちなみに、、、
東京ステーションギャラリーのミュージアムショップ「TRAINIART」さんでは、
ユルリクがデザインした「TRAIN POSTCARD」も販売中です。
こちらも、機会がありましたらぜひご覧ください!








2014/08/25

夏のBROMPTON輪行・下諏訪

今年の夏休みも、長野・穂高で、のんびり過ごしてきました。
今回は、愛車ブロンプトンと初めての長距離輪行です!

天気のよい日に合わせて、まずは電車で下諏訪へ向かいました。
下諏訪は「中山道」と「甲州街道」がぶつかる宿場町。
あちらこちらに、かつての面影が残る、とても趣のある街です。
いつもは「あずさ」の車窓から町並みを眺めるだけでしたが。。。今年は、本気です!!
愛車とともにじっくり街を体感してきました。






穂高から松本で乗り換え、約1時間半。 下諏訪駅に到着。
改札前には、今回の目的地のひとつ「万治の石仏」のオブジェが。。。
(妙にリアルすぎて、ちょと怖い?)

ちなみに、グリーンの輪行用カバーは、ユルリクオリジナルです!
日帰り輪行では、ショルダータイプのバッグを使用していたのですが、
あまりの重さに、肩にアザができてしまったので、旅行前日に急遽、制作することに。。。
(まだまだ改善の余地ありなので、今後バージョンアップをしていく予定!)




電車が去ってしまうと、あっという間に駅前からは人がいなくなってしまいました。
とても遠いところに来たような、、、ちょっと寂しい気分。
とりあえず駅前で自転車をスタンバイ!



駅に併設された観光案内所でパンフレットや地図を収集。
窓口のおじさんにアドバイスをいただき、オマケに「万治の石仏飴」までいただきました。







諏訪大社・春宮への参道にある下馬橋。
下社で最も古い建造物で、年に2回行われるお舟祭の時に御神輿がここを通るそうです。




御柱祭で有名な諏訪大社下社・春宮へ到着。
「素木造」という華美な装飾や塗装のない社殿は、
太古から歴史を刻んできた、厳かな空気に包まれています。




神楽殿の巨大なしめ縄に圧倒されます。
どのように作るのか、とても気になります。



社殿内の4本の御柱の1本「一之御柱」、
御柱祭で使われたものでしょうか。。。なんとなくパワーを感じます。



参道内の「イボ石」は、たまった水をイボにつけると治るという言い伝えがあるそうです。







諏訪大社下社・春宮から「万治の石仏」までは、
自転車を置いて渓流沿いの遊歩道を歩いていきました。すると。。。






見えてきました!小さな田んぼの中にポツンと佇む「万治の石仏」が!!
本当に写真で見た通りです!

しかし、、、

実は、観光客がとっても多いーーー!(人が写っていない奇跡の写真です。)




何とも穏やかな表情。
岡本太郎さんが絶賛して注目されるようになったそうですが、
太郎先生もこの素朴な佇まいに惹かれたのでしょうか。。。





記念に石仏手ぬぐいを購入。紙袋のスタンプがいい感じです。






次に「竜の口」まで移動。
この辺りも岡本太郎さんの散歩コースだったそうです。
慈雲禅寺に登る大門口にある、清水の水場です。
(何となく「猿の惑星」を思い出してしまうような。。。)








武田信玄が保護した寺としても知られる慈雲禅寺へ。






鮮やかな色の苔に覆われた山門への参道。
目の覚めるような、静謐な美しさです。
「このお寺、何かある!」と感じながら境内へ進みました。




なんと、本堂前の庭園は手入れの行き届いた素晴らしい石庭でした!
直感が当たりました。名刹ここにあり!です。
正直、坂道を登るのがキツかったのですが(ブロンプトンの弱点!?)
がんばって来て良かった。。。




境内には「天桂の松」という立派な松の木が。
本当に美しい境内で立ち去りがたい気持ちでいっぱいでしたが、
この景色を心に焼き付けて、次の目的地へ。








諏訪大社下社・秋宮。

青銅製では日本一大きい狛犬もあり、こちらも立派な社殿です。





大社前にある「大社煎餅」さんへお土産を買いに立ち寄りました。




定番の「カステラ煎餅」と「ピーナッツ煎餅」を購入。
素朴だけど、後を引くお味です。








そして、次も目的地の1つ「青塚古墳」。
諏訪大社下社・秋宮からすぐの場所にある青塚古墳は、諏訪地方唯一の前方後円墳だそうです。
ここは、元・考古学少年(イケガミ)としては、絶対外せません!
全長は、67mの大型とは言えない古墳ですが、上の写真のように土がこんもりと盛り上がっています。(前方部から後円部を撮ったものです。)
住宅街にありながら、ここだけは独特な空気が漂っていました。




そして、この古墳、何と石室が開いていて中に入ることもできるのです!
(ちなみに、石室の入り口は狭いです。。。)
やっぱり、古墳には太古のロマンをかき立てられます。








「万治の石仏クッキー」を買いに「フレール洋菓子店」さんへ。
石仏の顔をした、黒ごま味とくるみ味の素朴なクッキーです。

ちなみに左手にあるのは、「パン工房たるかわ」さんの「万治パン」。
(頭の部分にはジャム、胴の部分にはあんこが入っている2色パンです。)







最後は、諏訪湖まで足を伸ばして、湖畔をサイクリングしました。
約半周しかできませんでしたが、のんびり走るには、とても気持ちのよいコースでした。


今回は、初めての長距離輪行でしたが、
自転車ならではの身軽さと機動力を実感した旅になりました。
次は、秋の輪行旅行を目指し、”急坂”にも対応できるような体力作りをしていきたいと思います!